スキューバダイビングってどういうスポーツか教えて!

海の中に潜るってどんな気分?どんな感じ?不思議に思ったことありませんか。人間が魚のように海の中に潜っていくのを経験してみたくないですか!

プールで素潜りをしたことのある人は多いでしょう。息をめいっぱい吸って「せーの!」で潜って、息が苦しくなったら「ぷはーっ!」と顔をあげる。素潜りと何が違うの?と、聞かれることも正直よくあります。ダイビングと素潜り・・・似て非なりです。素潜りもダイビングも「潜る」という行為は一緒だけど、まったく別ものだと思ったほうがいいでしょう。

そもそもスキューバダイビングとはなんぞや?とお思いの人もいるかもしれません。魚はエラ呼吸で海の中でもスイスイ泳げますが、人間は空気がないと呼吸できないからすぐに苦しくなっちゃいますよね。そこで、人間が海の中でも呼吸ができるように機材を開発してできたものが、スキューバダイビングというスポーツなんですよ。

人間が海のなかでも呼吸できるようにエアの入ったタンクを背中にせおって、そのタンクからエアを吸えるようにホースをつけたり、人間には浮力があるから、沈むようにおもりを腰に巻きつけたり、スイスイ泳げるように足ヒレはいたり・・・。それだけじゃないですよ、海の中で目は開けられないのでマスクをつけて、体が冷えないようウェットスーツを着たり・・・、潜るまでの準備はそりゃ~大変です。いやはや、魚からしてみれば「海に入るのに面倒なことして大変だねぇ」と笑われそうなくらい重装備です。これだけ重装備で潜っても、悲しいかな、泳ぎでは魚の足元にもおよびません、はい。

「そんな重装備をしてまでなんで潜るの?」と、聞かれることもありますよ。だけど、大変な思いをしてまで潜る価値が海にはあるんですねぇ。潜ったことのない人にはなかなか理解できないかもしれないけれど、もう言葉にできないくらい神秘的なんですよ、海の中って。テレビで海の中の映像を紹介していることがありますよね。テレビで観るだけでも海の中ってきれいですよね。実際に海の中に入ると、おおげさでもなんでもなくその100倍は素晴らしいですよ。まず、自分で水を感じることができるっていうのが映像との違いでしょうね。海によっても違っていて、流れがあったりなかったり、生暖かい感じがしたり、冷っとしたり、塩分が濃い薄いなどなど、触覚で感じることができるのがダイビングの醍醐味でしょうね。魚たちと同じ環境を感じられるってことですかね!

そして浮力!陸の上と違って海の中では自分の重さをまったく感じません。おデブな人でも軽くスイスイ進めちゃいます。フワフワしてものすごーく気持ちがいいのです。足ヒレをはいているので、軽くキックしただけでスイスイッと進んじゃう。最高ですよ。

もちろん海の中の生き物たちとのご対面も感激しますよ。滅多に見ることのできない大物とご対面することもあるし、不思議な生き物たちがいっぱい!可愛い顔をした子から、面白い顔の子、きれいな模様の子、一生懸命隠れている子、もうとにかく海の中は飽きることがない世界です。こんな世界を体験できるのはダイバーだけの特権ですね。ただし、ダイバーになるにはライセンスを取得しないといけませんよ。ライセンスを取得して未知の世界を経験しちゃってください!

余談ですが、今私がいちばん欲しいもの、それは「エラ」です。