ダイビングでの失敗はつきもの。体験談をご紹介します

ダイビングでの失敗、けっこうありますね。最初のうちは常に神経をとがらせているので、少ないのですが、慣れてくると起こりやすいので注意しましょう。

まずは、注意力散漫から起きた失敗。ボートの上でサングラスをしていたのですが、ダイビングの準備をはじめてマスクをするのをすっかり忘れてサングラスのまま海に飛び込んだことがあります。バックロールで海に入るときに、現地のスタッフが何か叫んでいたんだけど、気にせずドボン!本人はマスクのつもりなので、海の中で何の疑いもなく目をあけましたよ。いや~、ビックリ。海水が目に入ってきて痛いのなんの。それでも何が起きたのかまったく理解しておらず、ただあたふたするだけでしたね。やっとマスクを忘れたことに気づいたけど、あとのまつり。サングラスは海中深くに沈んでいきました。スタッフにマスクを渡してもらってダイビングは続けられましたが、海の中でもずっと動揺がおさまらなかったですね。

そして最悪なのが、海の中でデジカメを失くしてしまったことです!レアなピグミーシーホースを撮っていたときのこと。なかなかピントが合わず苦労していたら、現地のマレーシア人ガイドが「僕が撮ってあげるからデジカメ貸して」というシグナルをだしてきたんですね。ストラップを腕から外してデジカメを渡し、私はライトでピグミーを照らす役をしていました。無事に撮影が終わってデジカメを返してもらったまではいいのですが、ストラップを腕に通すのをすっかり忘れちゃってたんですよね。いつものクセでデジカメを手から放してライトをBCDのポケットにしまって、デジカメを手に取ろうとしたらないんですよ!デジカメがない!焦りましたよ、もう血の気が引きましたね。デジカメがなくなったことをガイドに知らせてみんなで探したけど、見つかりませんでした。デジカメは浮力があるので浮いてしまったようです。とほほ・・。

ダイブコンピューター(通称:ダイコン)も失くした経験ありです。パプアニューギニアでのこと。ダイビングが終わってボートにあがって器材をおろしたりしていて、一息ついたところでダイコンがないことに気づいたんですね。これはどこで失くしたのかまったくわからずショックでした。海から上がっていつものクセでダイコンを外したはずなんだけど、それすら覚えてませんでした・・・。海の中で失くしたのかとも思ったけど、安全停止のときにダイコンがなければ気づくはずだし・・・とか、いろいろ考えたけど、結局ないものはない!どこを探しても見つけられず、落胆したのを覚えています。

このようにダイビング中にモノを失くしてしまったら、必ず現地のガイドさんに「事故証明書」を書いてもらいましょう。事故証明書があれば、保険で請求できるんですよ。海外に行くときに保険に入っている人も多いでしょうが、クレジットカードに付帯されている保険でも十分だと思います。私はクレカに事故証明書をだしてどちらもお金が戻ってきました。ダイコンは6年くらい経っていたので減価償却がかなり引かれて、2割くらいかな。デジカメはハウジングとSDカード分を請求。購入して1年半くらいだったので、なんと7割ほど戻ってきました。モノを失くしたら「事故証明書」。英語でも構わないので必ずもらうようにしましょう。

ちなみに、デジカメもダイコンも失くしたのは、ラストダイビングでした。慣れて気が緩みまくっていたのかもしれませんよね。緊張感がなかったのかも!自分できちんと注意しておかないとダメだな~と反省しきりでした。