自分に合ったダイビング器材はどうやって選べばいいの?

ダイビングのライセンスも取得でしたし、次は器材を揃えようと考える人は多いでしょうね。レンタル器材でもいいのですが、やはり自分の体型に合った器材のほうが潜りやすいのは確かです。ただし、あわてて器材を揃える必要はないと思います。ダイビングの器材をフルセットで揃えると、モノにもよりますが30万円前後は覚悟しておいたほうがいいでしょう。何度かレンタル器材で潜ってみて、ダイビングを続けるぞ!と決めてからでも遅くはありませんよ。

最初に揃えておきたいモノは、いわゆる3点セットと呼ばれる「マスク・シュノーケル・フィン」です。シュノーケル用のちょっと安めのものはダイビングに向かないので注意しましょう。ダイビングショップで選ぶのが無難ですよ。マスクは顔にフィットしたものを選ぶようにしましょう。あまりに大きかったりすると水中の中で海水が入ってくるので、お店でしっかり合うものをみてもらうほうがいいですね。フィンも自分の足のサイズに合ったものを選ぶのは当然のこと、キック力があるかないかでもいろいろ違いがあります。女性は比較的脚力が弱いため、柔らかいものがキックしやすいと思います。

次に揃えたいのが、ウェットスーツです。ウェットスーツは既製品とフルオーダーがありますが、フルオーダーだと体のサイズを30か所以上採寸して素材や色など自分で選んだもので作るので、体にピッタリなのは言うまでもないですよね。ただし、やはりフルオーダーは既製品に比べて高価です。既製品にちょうどいいのがあればラッキーなのですが、ない場合は作ってみるのもいいかもしれません。特に女性は海の中に長時間いることで冷えてくるので、裏起毛つきのスーツにすると暖かくておすすめですよ。裏起毛スーツの欠点は着るのに時間がかかること!につきますね。すべりが悪いので、とにかく着るのが大変なんですよ。

最後はダイビングの重器材一式です。ダイビングの時にタンクを背中につけて着るベストのようなものをBCDといいます。これは体のサイズに合ってないと水中で脱げそうになったりしてダイビングに集中できないので、ピッタリか少し小さめでいいかと思います。そしてレギュレータです。タンクとBCDとつながっていて、呼吸をするための大事な器材です。重器材といっても値段の安いものから高いものまでさまざまなので、最初に買う時は、個々に選ぶのではなく、セットになったものがおすすめでしょう。特に女性は体が小さいので、女性用のものがいいと思いますね。水に入ると浮力がかかってずれやすいので、陸上で着たときに余裕がないくらいぴったりサイズのものを選んでくださいね。

重器材と同じくらい大事なのがダイブコンピュータです。海の中に入ると自分が水深何メートルにいるのか感覚ではわかりません。自分のいる水深や水温が表示されたり、減圧症にならないために、今いる水深にはあと何分しかいられない、などダイバーにとっては絶対必需品です。もちろん安くはありませんが、ダイビングをはじめるのであれば、必ずダイブコンピュータは必須だと思っていてください。あとは小物類です。グローブや寒い時にウェットスーツの下に着るインナー、器材を運ぶためのメッシュバッグ、ブーツ、器材一式を入れるキャリーバッグなどなど。

一度に揃えようとするととにかくお金がかかるので、少しずつ自分に必要なモノを揃えていくのがいいと思います。何度か潜っていくうちに必要なモノが見えてくるのでその都度買い足していくほうが賢いかもしれませんよ。そんなにあわてず少しずつ・・・ですね。