ダイビングの器材ってお手入れしなきゃいけないのかな

ダイビングの機材はお手入れが命だといっても過言ではありませんよ。なんせ海水につかりっぱなしなわけですから、きちんと塩分を抜いてやらないとすぐ使い物にならなくなってしまいます。手入れの方法も講習で習いますのできちんと理解しておきましょう。

まず、ダイビングが終わったらショップが用意してくれた真水につけておいて、塩分を抜くようにしましょう。BCDは、外側だけではなく内側にも水を入れてすすぐようにしてください。すすいだ内側の水を抜いたら、BCDに空気を入れて膨らませて乾かすようにします。立てて乾かす感じですね。レギュレーターは、ダストキャップを必ずつけた状態で真水につけます。このとき、パージボタンは絶対に押さないこと。レギュレーターは内部に水を絶対入れてはいけません。内部に水が入ると故障の原因になるので注意してください。

現地では簡易的なお手入れしかできないので、きちんとしたお手入れは家に帰ってからやるようにしたほうがいいと思います。現地は不特定多数の人が真水に器材をつけるので、真水といってもほとんど海水に近かったりすることがあるんですよね・・・。私のおススメは、お風呂の残り湯を活用することです。お風呂に入ったあとの湯船に器材やウェットスーツなど一式を入れちゃいます。そのまま一晩おいて水で洗い流して乾かすようにしています。ぬるま湯なので、真水より海水がきれいになるのが利点ですね。次の日、真水で流したらきちんと乾かすようにしてください。湿気があると次に使うときにカビがはえていた!なんてことにもなりますので、乾燥は大事です。

そして、重器材は必ずオーバーホールというメンテナンスが必要になります。自動車の車検みたいなものですね。プロが内部まできちんと点検してくれます。腐敗していないか、きちんと作動するかどうかなどです。オーバーホールの目安は、1年に1回、もしくは100本単位です。潜る回数が少ない人は年に1回点検にだす、潜る回数が多い人は100本単位で点検にだすという感じですね。もちろん、点検だけではなく、ダイビング中に何かしら不具合があった場合にはすぐオーバーホールしたほうがいいでしょう。よくあるのがエア漏れです。潜っている間中、BCDやレギュレーターから小さい泡が出続けているなどあった場合は使用をやめて即オーバーホールですよ!

オーバーホールの値段はお店によってもさまざまですが、だいたい1万円前後だと思っていてください。1万円ってけっこうな値段のような気がしますが、ダイビングの器材には自分の命をあずけているわけですから、決して高くはないですよ。何かあってからでは遅いので必ず定期的なメンテナンスはするようにしましょうね。

重器材だけでなく、ウェットスーツもメンテナンスが大事です。海水がついたまま乾かして保存なんてもってのほかですよ。自分でのメンテナンスは、重器材と同様で水につけて、完全に塩分を取り除いて乾燥させますが、時間が経つにつれてだんだん固くなってきたり、ひび割れをおこしたりしてくるんですね。それを防ぐには、やはりプロにお任せしちゃうのがおすすめです。ダイビングしていると意外とウェットスーツって汚れてきます。コケだらけの岩場に着底したときなどや、ボートに上がるときにこすれたり・・・。汚れはウェットスーツ用のシャンプーである程度は落ちますが、長持ちさせるためにはやはりクリーニングにだすべきでしょうね。なんでもきちんとお手入れすれば長持ちするものですよ!